

どんなに大切に使用しても製品には寿命があります。静かに役目を終えるなら問題ありませんが、長年愛用した製品が劣化したため、火災事故や死亡事故といった深刻な事態を引き起こしては大変です。そこで、こうした事故を防ぎ、長く安全に使えるように、平成21年4月1日から2つの新しい制度がスタートしました。
| 建物に備付けの9製品――法定点検を義務づけ |
一つは”安全点検制度”です。これは、重大事故につながりかねない、しかも、消費者自身では点検保守がむずかしい製品(特定保守製品)を指定し、点検のためのシステムを義務づけるものです(「消費生活用製品安全法(そよ風147号)」の改正。同法32条の2〜32条の22)。対象となるのは、平成21年4月1日以降に製造・輸入された 右図A〜Gの製品です(施行令別表第三)。
さて、対象の特定保守製品を購入すると、所有者票が添付されています。消費者はこの所有者票に必要事項を記載してメーカーに郵送するなどして届け出ます。メーカーではこの所有者情報をとりまとめ、点検時期が来ると各消費者に通知を出して点検期間やその連絡先、点検費用の目安などを知らせることとなります。消費者は、自分の使用状況を考慮して、その点検期間中に点検してもらうことが義務づけられます(たとえば、標準的な条件より使用頻度が高いなら早めに等々)。点検結果は書面で交付され、修理についての相談にも応じてもらえます。| 家電5製品――耐用年数を表示 |
標準的な使用条件のもとで安全上問題なく使用できる期間(年数)が製品に明記され、同時に経年劣化についての注意喚起も表示されます。標準的な使用条件についてくわしくは取扱説明書などをご覧ください。
この安全表示制度では、製品の法定点検までは行われません。消費者が日常的に使用していて、比較的容易に異常に気付くことができると判断されたものです。下図のような異常があれば、すぐに電源プラグを抜いて、メーカー・販売店にご相談ください。
| 扇風機 ・ 換気扇 |
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(1)スイッチを入れても,ファンが回らない。 (2)ファンが回っても,異常に回転が遅かったり不規則。 (3)回転するときに異常な音や振動がする。 (4)モーター部分が異常に熱かったり,焦げくさいにおいがする。 (5)電源コードが折れ曲がったり破損している。 (6)電源コードを触れると,ファンが回ったり,回らなかったりと不安定。 |
|---|---|---|
| 洗濯機 | ![]() |
(1)脱水中に蓋を開けても,15秒以内で止まらないことがある。 (2)給水ホース,蛇口の継ぎ手から水漏れや洗濯機の床面に水漏れの痕跡がある。 (3)焦げくさにおいがする。 (4)スイッチを入れても,動かない。 (5)長年,電源プラグを挿したままになっていて,ホコリや湿気がたまっている。 (6)アース線がアース端子に確実に取り付けられていない。 (7)運転中に異常な音や振動がする。 |
| エアコン | ![]() |
(1)電源コードやプラグが異常に熱い。 (2)電源プラグが変色している。 (3)焦げくさいにおいがする。 (4)ブレーカーが頻繁に落ちる。 (5)架台や吊り下げ等の取付部品が腐食していたり,取付がゆるんでいる。 (6)室内機から水漏れがする。 |
| ブラウン管 テレビ |
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(1)電源スイッチを入れても,映像や音が出ない。 (2)電源スイッチを切っても,映像や音が消えない。 (3)上下,または左右の画像が欠けて映る。 (4)映像が連続してチラついたり,揺れたりする。 (5)変なにおいがしたり,煙が出たりする。 (6)ジージー,パチパチなどの異常な音がする。 (7)内部に水や異物が入った。 (8)電源コードに傷や破れがある。 |

