「食」への不安―― 何を食べればいいの?! |
食品の安全をめぐって、初めての基本法制定 |
科学的客観的に評価し、政策の決定実施にいかす |
食品との関係 | 危 害 | 種 類 | ||
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生物学的 | 化学的 | 物理的 | ||
食品に含まれる | 人の健康に影響を及ぼすおそれがある「要因」 | ・食中毒菌 [腸炎ビブリオ等] ・ウイルス [小型球形ウイルス等] ・寄生虫 [アニサキス等] ・プリオン |
・農薬 ・動物用の医薬品 [合成抗菌剤等] ・添加物 [保存料・乳化剤等] ・重金属 [カドミウム等] ・容器包装溶出物質 [可塑剤等] ・かび毒 [アフラトキシン等] ・自然毒 [ふぐ毒(テトロドトキシン)等] |
・異物 [ガラス・金属・プラスチック等] ・放射線 |
食品が置かれる | 人の健康に影響を及ぼすおそれがある「状態」 | ・菌叢 ・腐敗 |
・pH | ・温度 |
このほかにも、緊急事態に対処するための体制整備や試験研究体制の整備、さらに食品表示制度の適切な運用など、主な基本的な方針が盛り込まれています(14〜20条)。そしてこれらの基本方針を実施するために、個々の方針についての基本事項を政府が定めることとなり、平成16年1月22日に公表されました(21条)。
食品安全委員会を新設―― 中立公正な評価を |
半世紀ぶり 食品衛生法の大改正 |